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僚自体は同じ建物だが、男子僚、女子僚に分かれ、それぞれに僚長先生がいる。
三人が僚へ到着すると男子僚の前にぬいぐるみのような熊があった。いや正確にはいた。
「ただいま帰りました!僚長先生!」
三人が声を揃える。
そう、ぬいぐるみのような熊はこの男子僚の僚長先生である。
正体不明、年齢不詳、毎日必ず僚の前を掃除している。なんとも不思議な…人?である。
僚長先生と呼ばれたぬいぐるみのような熊はぴょんぴょん跳ねている。
「分かりました」
実際何が?と思われるこの光景も僚に入って1ヶ月もすればなれてくる。らしい…
今の跳ねを訳すと、
「お帰りなさい。今日は階段掃除をお願いします」となるらしい。
その後小梅は僚長先生へ紙を一枚手渡す。
男子僚入室許可証である。
これがないと女子は男子僚へ入ることが出来ない。逆に女子僚へも男子は女子僚入室許可証が必要になる。
そしてぴょんぴょん跳ねている僚長先生を後にし三人は輝の部屋へと向かった。
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