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翌日。
輝は二人が帰った後にすごいことに気がつき、色々と試していた為目の下にくまが出来ていた。
すごいことと言うのも輝の剣が牛乳を飲んだ時だけではなくコーヒー牛乳でも出すことが出来た、ということだった。
しかもただの剣ではなく大剣。
牛乳の時の剣より三倍近くの太さがあった。
そんな訳で輝は今日の四季天での買い物で他の牛乳関連物を買って帰ろうと思ったのだった。
「で、小梅は初めにどこへ行くんだい?」
昼ご飯を済ませて四季天へと集まった三人は小梅を先頭に歩いていた。
「うんとね…まずは服かなぁ~」
小梅はいつもどうり上機嫌で歩いている。その後ろで転ばないかを心配しながら輝が歩く。
そんな中でひときわ目立つ音が辺りに響いていた。
ががががと工事の音。
小梅が行こうとしている服屋を少し行った所、スーパーの隣にあった6階建てビルの改造工事のようだ。
その前でうさぎのリュックをしょった少女がいた。
見た目小学低学年のようだ。
「何してるんだろ?」
「ん?おっ!ちょっと遠いけどあの子少し可愛いな…」
急に声を出した明に二人は顔を引きつってしまった。急に出されたことではない。発言に引きつってしまったのだ。
「お前…ろっ…」
輝が言おうとした瞬間に明がその口を抑えた。
「その言葉は口には出してはいけませんぜ…」
輝は少しいらっときたが小梅が早々と服屋へ入ってしまったので急いで後へと続いた。
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