少年は彼女を愛す

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ビャク「にしても、ギルドの2番隊長ってこんなに弱いんだ~。だったら他の奴等も大したこと無いんだな~。」 ルーク「お前!!2番隊を侮辱するな!!」 ルーク【黒月】 ルークは黒月と呼ばれた刀を手にしてビャクに向かって斬りかかる。 ―グサッ 真っ赤な液体がルークの前に飛び散った。 ルーク「お前何で… ルナ!!」 ルナはビャクが小刀を取り出したところを見てルークを守る為にルークの勢いがあって止められない刀とビャクの小刀に刺さったのだった。 ルークはルナが庇った事を知ると震えている手から刀から外した。 ルナ「ルーク…良かった…」 ―ドサッ ルナは地面に倒れた。 ルーク「ルナ!!死ぬな!」 ルナ「大丈夫…よ。 ルーク…私…貴方に…話したい…ことが…ゴホッ…」 ルーク「喋るな!今治癒魔術で治すから待ってろ!」 ルナ「ご…めん…治らなそう…だわ…」 ルーク「そんな事言うなよ!俺が今助けるから!」 ルナ「久し…ぶり…に…ルークの…あせって…る…顔…見た…わ」 ルーク「そんな事言ってられる場合じゃないだろ! お願いだから俺を 1人にしないでくれ!」 ルナ「私…以外にも…居る…でしょ…ナルとか…」 ルーク「ルナが居なきゃ意味無いだろ!」 ルナ「あり…がとう…ねぇ…最後に…一言…いい?」 ルーク「最後って言うなよ!」 ルナ「私…ルークのこ…と…好…き…愛して…る」 ―カクン ルナは意識が無くなってしまった。 ルーク「ルナァァァァァァ!!」 ルークはルナの手を強く握りしめて叫び… 涙を少し流した。
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