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千雨・晴華「ヒィィ!!?」
恐怖のあまり抱き合う二人に一歩一歩と近づく霧恵は鬼にでも見えているのであろうか?
千雨「あああ、こら清水、助けろ~!!」
清水「はあ?自業自得だろ」
よっこらしょと、座って朝食を再び手に付けようとする清水に千雨の声が届く。
千雨「た、頼む!!後生だ!」
清水「はあ~、メシ早く食いたいのによぉ。仕方なねぇな」
もう一度腰を挙げ千雨と晴華の前まで来ている霧恵の耳元でボソッと呟く。
清水『霧恵さん、うちの兄貴が見てますよ?』
???「あ??」
真田炎(16)
四兄弟、長男
口の悪い文系メガネ。元のいい素材を生かそうともせずにもっさいヘアースタイルにダサいメガネを掛けたちょい長身長男。
非道になりきれなく情深い。
突然のことに話を向けられた炎は霧恵の顔を見るなり血の気が見るからになくなっていった。
霧恵「ぁ・・・あの、炎さん…ご飯美味しいですか?」
急にモジモジし始め上目遣いで必死に霧恵は炎を見つめる。
炎「あ、ん?まあまあじゃないか?」
曖昧に答える炎に霧恵はパーッと笑顔になり…
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