第1話 一日一願

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1日に一度でいいから願いが叶えばいいのにと、そうすれば何でも好きな事をするのにと。 そんな事を一生に一度でも考えるのは至極当然の事であり、人間の悲しい性でもある。 だが俺は時々思う。 もし、人類の全てが大それた事を望まず、ほんの些細な願いを求めるだけなら…… 彼女みたいに――
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