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「今日はもう帰ろうか…」
「そ、そうだな…」
祐樹は友達と別れた。
そして家を目指して一目散に走っていった。
その途中空を見ると灰色の雲が巨大な生き物のように見えた。
まるで天から人間を襲う巨人のように…
祐樹の恐怖心はより一層強くなり、いつの間にか全速力になっていた。
ようやく、家に辿りつき急いで自分の部屋に行く。
「うう、怖かったー」
ようやくほっとして、窓の外を覗いてみた。
ゴロゴロゴロ~!!!
「うわあぁぁぁ!!!」
鼓膜をつんざくような雷の轟きに祐樹を驚き、布団に潜りこんだ。
それと同時に、雨が降り出し風が吹き始めた。
今日は台風は来ないはずなのに…
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