六常の腐器

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4月某日 ここは中野の何処かにあると言われている『中野腐男子学園』 今日はその入学式が行われていた。 虎「やべ!!入学式早々遅刻だ!」 まるで漫画のキャラクターのようにパンを食べながら走っている青年が赤園虎次郎。 見た目のカッコ良さから『北海のジャッカル』という異名を持っていた 虎「なんでこんな時に電車が止まるんだよ」 イライラしながら学園に向かう虎次郎であった。 その頃 学園では、入学式が既に行われていた。 そう赤園虎次郎は入学式早々遅刻をしてしまったのである。 教頭「え~、まずは校長の塙からお話があります。 校「新入生のみなさんご入学おめでとうございます 校長の塙です。 この中野腐男子学園のモットーが『腐ってなんぼ』の精神と不動の・・」 浦「(ダルいなぁ、突っ立ってるなら筋トレしていた方がずっと健康的だ)」 誰にも気づかれないように筋肉を確認しているのが青明寺浦正 実際、学校が休みの日にはリングで戦うこともある。 蓮「(はよ終わらんかな、あかん!!男は忍耐力も必要や!)」 何故か気合い満々で校長を睨み付けているのが流原蓮次 見た目に似合わずゲームと漫画の保有数が半端じゃない。 狂「(眠い……早く家に帰って銀次と遊びたいな。いっそのこと学校に連れてきちゃおうかな)」 今にも眠りそうなのが緑川狂平 ちなみに、銀次とゆうのはペットでカメレオンの名前だ。 桃「(へぇ~、創立者の壇兵太郎はめちゃくちゃ頭が良かったのか)」 真剣に校長の話に耳を傾けているのが武器屋桃太郎 眼鏡がトレードマ―クのインテリ派。 曜「(校長の塙って誰かに似てるんだよな……気のせいか?)」 ある意味、意表を突いてきたのが紫集院曜介 後に腐男塾の部長となる。 その時 体育館の扉が開いた…… 虎「はぁはぁ、遅れてすいません!!」 こうして六人が同じ空間に集まったのである
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