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蓮「(…腐ッバイってなんやねん。アホくさ)」
授業も終わり。
生徒達は下校していった
その帰り道、偶然にも二人の生徒が一緒に帰っていた
曜「えっと…桃太郎だっけ? 見るからに頭良さそうだよな」
桃「そっそうかな。なんか照れるなぁ」
この二人、家も近いと言うこともあってか
入学式早々に仲良くなっていたのである。
曜「桃太郎はさ。なにか好きなこととかあるの?」
桃「僕はね…ガンダムが好きかな。特にシャアが大好き」
曜「へぇ~、シャアって敵だよね? 普通はアムロが好きになるんじゃないの?」
桃「ちょ…ちょっと待ってよ曜介くん!! シャアが敵? そんな訳ないじゃん。
たしかに、ガンダムをあんまり知らない人からみたらシャアは敵だけど、シャアもちゃんと意思を持って戦っているんだよ?
ガンダムに悪者なんていないんだよ!!!」
あまりにも大きい声でガンダムについて語るので、周りにいた一般の人は振り返ってしまう。
案の定、ビックリしたのか赤ちゃんまで泣き出してしまった。
曜「おっ…おい!! そんな大きい声出して話すなよ! みんな驚いてるだろ」
桃「あっ……ごめん。ガンダムの事になると熱くなっちゃうんだよ」
正気を取り戻したように、鼻まで落ちた眼鏡を直した。
桃「じゃあさ、曜介くんが好きな事はあるの?」
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