六常の腐器

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曜「あっありがとう」 桃「なんかさ、僕達って似てるところあるよね」 少し微笑みながら歩いている 曜「そうか?」 桃「そうだよ!!僕はガンダムが大好きで、曜くんはコスプレが大好き。 ほら、好きな物は違うけれど情熱は同じでしょ?」 曜「そうだな!! たしかに似た者同士だ」 二人はお互いの顔を改めて確認すると、再び笑い始めた。 曜「これからカラオケでも行かないか? アニソンなら全て網羅出来てるからさ」 桃「いいね!! 行こう行こう」 二人は入学式早々に仲良くなりカラオケに行ったのであった。 ――入学式が終わって一ヶ月が経った 生徒達は段々とクラスに馴染んできて、特定のグループも出来てきた。 そんなある日の授業風景 ク「起立!礼!着席」 ジ「えぇ~、みんなはもちろん知っているかと思うけど この学校は必ず部活に入らないとダメなのは知っているね?」 ク「えっ!!」 ジ「やっぱり、みんな知らなかったみたいだね。 そこで!! みんなには今から部活に入るために用紙を配ろうと思うね そうそう!! 期限は今だから早く用紙に記入してね」 狂「(めちゃくちゃだな…)」 ジャジイは部活の入部用紙を配った ジ「あっ…相談とかなしだからね。自分が一番入りたい部に丸を付けてね」 生徒達は渋々、入部用紙を記入し始めた。 野球 サッカー 吹奏楽 テニス バスケ と王道な部活が書かれている中 一つ、違和感がある部活名が書かれていた。 曜「先生!!」 ジ「なんだね」 曜「この…『腐男塾』ってなんですか?」
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