1人が本棚に入れています
本棚に追加
ユタ
ユタとは昔、琉球王国に存在した祈祷士のようなものである
その頃は、民の中でユタは必要とされ
半分ユタ、半分医者と呼ばれるように、当時の医者も兼ねていた
つまり、琉球王国において必要不可欠な存在であった
しかし、明治維新によって新たな国家の枠組みがたつと、明治政府によって琉球王国は滅亡し、沖縄県となった
そして、大正、昭和と時代が進む中でユタは迫害されてきた
政府による、ユタ禁止令などにより歴史上から姿を消していった
しかし、完全に消滅したわけではない
歴史が躍動していく中でひっそりと生き残ってきた
そして彼女もまた、その1人だった
最初のコメントを投稿しよう!