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ふと、しおんは家の前で山の頂に立っているような感覚を覚えた
凍てつくような風
永遠に続きそうな真っ白な雲
彼女、ユタにとって自然と同体になることは良いことである
個としてではなく、全体として感じることが求められるからだ
彼女はその感覚に身を任せた
身体そのものが、本当に頂にいるのではないかと思わせるような感覚に襲われる
しおんはいつまでもそうしていられる気がした
この悠久の世界の中にいつまでもいたいと感じた
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