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再び壁にぶつかったレイナの水の弾丸は、さっきと打って変わり、大きな衝撃音を発した。
『すごい..!』
『慣れたら片手でも強くなるけど、最初は今みたいに両手でやるといいよ』
アルスのアドバイスは的を射ていて、レイナはアルスの魔法のセンスに、憧れを抱き始めた。
姉のミリカが嬉しそうにアルスの事を話していたのにも、これで納得がいったようだ。
『はい!』
あちこちから他のペアが魔法を放つ音がする中、しっかり通る声でレイナが返事をした。
その声はミリカにも届いており、妹のペアがアルスだという事に安心した様子だった。
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