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邪龍を封じた場所は、「封印の地・グランヴァイル」と呼ばれ、2度と邪龍が外に出ないよう、祈りを捧げていた。
グランヴァイルには荘厳な神殿があり、神殿の地下に邪龍を封じこめた石碑が立っている。
石碑には2体の聖龍を象った紋章が彫り込まれており、その紋章こそが、2体の聖龍の力の象徴ともなっている。
聖神龍・クライシオン
その力、広大な大地に降り注ぐ光となり、人々に希望を与え、大地に緑を与え、豊かな世界を創っていった。
聖帝龍・ジゴレイド
その力、天より降りる恩恵となり、作物に雨を与え、寒い時期には晴天とし、人々の生活を支えていった。
人々は聖龍たちに日々感謝の気持ちを忘れず、また聖龍たちが地上にやって来た時には一斉に外に出て、聖龍たちを歓迎した。
こうした聖龍と人々の信頼関係こそが、聖龍たちが最も人間に期待し、喜びとしていたものだった。
人々は身を呈して邪龍を封じた聖龍を奉り、衝撃で大きく窪んだ地面に残った聖龍碑を守るため神殿を建てた。
そしてその地をグランヴァイルと名付け、祈りを捧げていった。
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