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相葉「は!」
相葉は不意に目が覚める。
急いで起き上がり、自分の体を見るが
傷などない。
あれは夢だったのか?
いや・・・それより
ここは何処だ。
相葉が寝転んでいたのは道路の真ん中だった。
辺りを見回すが、こんな通りは見た事がない。
人通りもまるでない。
車もまるで走ってくる様子はない。
相葉「まさか・・・」
素早く立ち上がり、上空を見る。
やはりだった、一見夜空に見えるそれは・・・
はるか何百メートルも高い位置にある、視界を覆うほどの巨大な天井。
相葉「ああ、俺は見覚えがあるよ。わざわざ『仮想の学校を建設してまで行われたゲーム』に・・・参加させられた事がある」
相葉「俺は・・・」
相葉「再びゲームをやらされんのか」
冷や汗をかきながら上を見上げる。
周りを見渡せばすぐに気付く。
今度の舞台が、学校だけの規模では収まらないという事。
警察署も、公園も、スーパーも、駐屯地も、病院も、教会も、廃ビルも、森林地帯も、学校も、ショッピングモールも
その全てがサバイバルの舞台と化すという事に・・・
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