サ ッ カ ー 男 子

１ プロローグ

あの人との出会いはまさに運命…

「どこがっ！」

「ちょっ…優奈、心読まないでよ！」

「あんたのそのトローンとした目見てたら何考えてるのかすぐ分かんの！どーせまたあの人のこと考えてたんでしょ。」

「もちろん！あの人は私の運命の人なんだからねっ」

「はぁ…。どっからそんな自信が……」

呆れている優奈を尻目に、私はあの人との運命の出会いを思い出す。

忘れもしない…お正月の三が日、私は何気なくテレビを見ていた。