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「へぇー」
「なんかみんな大量に買いに来てたから、買うなら急いだ方がいいぜ?」
「ん~…、じゃあとりあえず行ってみようかしら?」
こうして霊夢は香霖堂へ。
香霖堂もやはり落書きの被害にあっていた。
しかし、それ以上に驚きなのは香霖堂の前の黒山の人だかりである。
この店がこんなに繁盛しているのを、霊夢は見たことがない。
「皆さん押さないでくださーい、落書き落としセットは、御一人様2つまでとなっておりまーす」
「はいはい、落書き落としセット2つ、毎度ありがとうございます!」
霊夢も1つ買おうと思ったので並んでみる。
霊夢の前に並んでいるのはそうそうたる顔ぶれだった。
紅魔館のメイド長、十六夜咲夜、白玉楼の庭師、魂魄妖夢、永遠亭の月の兎、鈴仙・優曇華院・イナバを初め、多数の人間や、なんとアリス・マーガトロイドが操る上海人形まで来ていた。
(妖夢がいるってことは、冥界まで落書きされたってこと?あれ?白玉楼って冥界?)
そんなことを考えていると、
「あのー、前空きましたよ?」
はっと我に帰ると後ろがだいぶ混んでいた。
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