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(……そういえば、地下の人は見掛けないわねぇ。あとUFO騒動の時のとか……)
今度はいないメンツに共通点を探ろうとしたが、
「あ、霊夢さん。あなたもお買い物ですか?」
声のした方をみると、山の上の神社の巫女、東風谷早苗がいた。
「アンタも落書き落としセット?」
「はい。朝起きたら周りが一面落書きだらけで」
「色は?」
「色…ですか?うーん、特に何色が多かったとかはないと思います」
「そう。ありがと」
そして一通り売れて客足が途絶え…
「いや今日は素晴らしいぐらい売れたよ。この店を開けて以来かも知れない」
香霖堂店主、森近霖之助は満面の笑みを浮かべていた。
香霖堂の品の9割はその辺から拾ってきた品であるため、仕入値は実質タダである。
原価が0に近いものがあれだけ売れたのだから、儲けも相当なものだろう。
「ですよねー。私もここがあんなに混むとこ見たことないですよ」
などと今日の売上についていろいろ話したが、頃合いのいいところで本題を切り出すことにした。
「ところで霖之助さん、最近何か変なもの買っていった人とかいませんでしたか?」
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