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「やった…!霊夢が止まってる!」
サニーは自分の作戦で霊夢を立ち止まらせることが出来たことを素直に喜んでいた。
実のところ、三妖精はスペルカードなど持っていない。
まずはサニーの能力とルナの能力で霊夢と自分たちの間にお互いを視認出来なくする空間を作り出す。
あとはスターが能力で霊夢の居場所を割りだし、今はそこに弾を撃ち込んでいるのだ。
「はじめは上手く行くか分からなかったけど、ひょっとしたら霊夢に勝てるかも……」
スターの声に若干の興奮が混じる。
「ひょっとしたらじゃないわ!私達は勝つのよ!」
サニーがトドメとばかりに大量の弾を叩き込む。
だが……
ブワッ!!
「「「!?」」」
突如放たれた謎の攻撃はサニーの放った弾を消し、三妖精を弾きとばした。
「…ううっ、何が……」
空間が元に戻り、姿を現した霊夢の手には…
「……霊符『夢想封印』。
まさか、私がスペルカードを使うことになるとはね…」
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