第二章~犯人捜索開始~

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霊夢が三妖精のいたずらに気付く少し前、紅魔館。 「うひゃー、紅魔館っていうか白魔館って感じだなこりゃ」 箒に乗ってやって来た魔法使い、霧雨魔理沙。 白い落書きで埋め尽くされた紅魔館をみて一言。 今日の彼女は別に本を死ぬまで借りに来たわけではない。 純粋にパチュリーに用事があって来たのである。 と言うわけで、落書き落としに追われる妖精メイドや名ばかりゲートキーパー(※但し魔理沙達相手に限る…はず)の中国…紅美鈴の目を掻い潜り、普通に紅魔館に潜入する魔理沙。 「流石に建物の中は落書きされてないよな…」 内部に被害が及んでいないことを確認しながら、魔理沙はパチュリーがいる場所、大図書館目指して屋敷内を飛んで行く。 数分後、 「さて、と…」 大図書館の扉の前で箒を降りる。 (いつ来ても暗いよな、ここ) そして豪華な作りのドアノブに手をかけ、扉を開けた。
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