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霊夢が三妖精のいたずらに気付く少し前、紅魔館。
「うひゃー、紅魔館っていうか白魔館って感じだなこりゃ」
箒に乗ってやって来た魔法使い、霧雨魔理沙。
白い落書きで埋め尽くされた紅魔館をみて一言。
今日の彼女は別に本を死ぬまで借りに来たわけではない。
純粋にパチュリーに用事があって来たのである。
と言うわけで、落書き落としに追われる妖精メイドや名ばかりゲートキーパー(※但し魔理沙達相手に限る…はず)の中国…紅美鈴の目を掻い潜り、普通に紅魔館に潜入する魔理沙。
「流石に建物の中は落書きされてないよな…」
内部に被害が及んでいないことを確認しながら、魔理沙はパチュリーがいる場所、大図書館目指して屋敷内を飛んで行く。
数分後、
「さて、と…」
大図書館の扉の前で箒を降りる。
(いつ来ても暗いよな、ここ)
そして豪華な作りのドアノブに手をかけ、扉を開けた。
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