チューリップの

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(待ってた) これの意味する所を瞬時に考えた…つまり…OK…と言う事? 「それって…OKって事?」 思わず声に出してしまった。 「もぅ…何回も言わせないでょ…不束者ですが、宜しくお願いします…へへ…」 男の子はうれしさのあまり、自分が全裸で入浴中であることも忘れドアを開け、女の子に抱きついた。 「ありがとう!!おれ一生大事にするから!!」 全身濡れたまま女の子に抱きついてしまい、女の子の服が勢い良く水分を吸収したちまち水浸しになってしまった。 「キャー!!ちょっと!!何考えてんのよ!!服濡れちゃったし!!それに!!前隠せ!!バカー!!」 女の子は、手元にあったタオルを投げつけた。男の子は謝りながら全身を拭きタオルを巻くが、すでに女の子の服は濡れてしまっている。 「ごめん…」 男の子が謝るも、女の子は背を向けたまま振り返ろうともしなかった。せっかくプロポーズが成功したのに…残念でした…男の子…
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