異能力者

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男「ハァハァ……遅刻だぁ~」 飛ノ高海斗(ひのだか かいと)は、息荒げに全力疾走しながら学校に向かっている。 学校の登校時間は8時30分、現在8時21分、毎度のことながら寝坊をした海斗は、寝癖がついた頭と、だらし無い服装で大慌てしながら家を出た。 キーンコーンカーンコーン 8時30分--チャイムと同時に2-β組の担任、折原紗英(おりはら さえ)が教室に入って来た。 紗英が教室に入ると同時に号令がかかった。 紗英「え…えっときょ今日の日程は…」 紗英は今年教員になったばっかりで、まだ教師としては不慣れであり、覚束ない口調で日程を話していく。 男子生徒「紗英ちゃん今日も可愛いねぇ」 紗英は男子生徒の言葉に少し照れるが、特に反応することなく話をつづける。 紗英は教師の中でも一番若く、男子生徒から絶大の人気がある。 女子生徒からも歳が近いのもあり、話しが合ったり、相談を受けたりすることもある。
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