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「へぇ~。じゃあ平助君が一つ上で沖田さんは二つ年上なんですね」
「そうだよ。二人ともまだまだ子供だけど、腕は確かだよ」
あれから一週間くらい経って、いろいろなことがあったけど近藤さん一派と芹沢さん一派の人が京に残ることになった。
人数はかなり減ってしまったけど、私からすれば楽になって、今は源さんとおやつを食べて色々聞いている。
「私より二つも年上なのに……」
私は毎日毎日沖田さんのイタズラに悩まされていた。
「総司はイタズラが好きだからね。得に気に入ってる人には尚更…」
「おい!!」
いきなり襖が開いたかと思うと土方さんが顔を出した。
「い、いきなりどうしたんですか?」
「お前に頼みがある」
「頼み?」
「総司と藤堂に女装をさせてお前も一緒に町へ出ろ」
「…はい?」
「嫌ですよ!!女装なんて!!」
「俺だって!!なんで女装なんか…」
「まあそう言わずに…」
怒号の声が聞こえて、後から近藤さんがなだめる声が聞こえる。
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