大切な妹

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      だが、アイはそんな俺を嫌がった 「アイ?!」 「アイ、お兄ちゃんとなんて遊ばない。 陽子が居るもん!!」 「陽子は保育園に連れて来られないだろ?! 保育園にいる間は兄ちゃんが…」 「いい!!」 「アイ…」 アイはお日様の下で元気に遊ぶ事が出来ずにいつも肌の色が白い事を気にしていた。 親譲りのただの色白なら言い訳も出来たが、あの頃は父さんも母さんも日に焼けて肌は黒かったんだ アイはきっと、俺まで肌が真っ白になりそうで それが嫌だったんじゃないだろうか? 今思えば、なんだかそんな気がする… 「アイ、解ったからあまり興奮しないで?」 俺はまたアイが発作を起こしそうで怖かった 発作が起きた時のアイは苦しそうに顔を歪め、俺はいつも何もしてあげられないんだ… だから、アイを興奮させない為に俺は友達となるべく外で遊ぶように心掛けた。                
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