大切な妹

4/22
前へ
/671ページ
次へ
      「どうして?」 「王子さまが持っていてもなんの価値もないからよ」 「カチ?!」 「そうよ。 王子さまの像が持っていても意味がないの それより貧しい人や病気で苦しんでいる人に…」 「そうか!! あげた方がみんながしあわせになるからだね!」 「そう、良く分かったねマーくん。」 母さんにそう言われ、照れくさかったが 凄く嬉しかった 母さんは、優しかった いつも笑顔で良く俺を褒めてくれた。 「あ、いけない マーくん続きはまた寝る前に読んであげるね」 「えーっ」 「早く夕御飯作らないとお父さん帰って来ちゃう!」 そう言って 母さんは台所へ急いだ 俺は暫く王子さまの絵本を見ていたが、テーブルの上のマジックに気が付き それを手に取った       
/671ページ

最初のコメントを投稿しよう!

112人が本棚に入れています
本棚に追加