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今日は朝からバイト。
昨日の麻雀から眠る事なくオールで。
陵太「さすがにきついな…高校ん時はまだ余裕だった気がするんだけどな~。」
眠い目をこすりながら重い足取りでバイト先へ向かう。
陵太「おはようございま~す。」
やる気の無い声で挨拶をする。
店長「おう!おはよう!何だ?元気無いな。悩み事か?」
陵太「違いますよ~。徹マンすよ徹マン。」
店長「何だ麻雀か。今度は俺も誘えよ!」
この人はバイト先のガソリンスタンドの店長。
なかなか気さくな人でこの人のおかげで飽きっぽい俺が辞める事なく働いている。
店長「今日はヒマだからきついなら早目に上がっていいぞ!」
陵太「マジすか!すいません。お言葉に甘えて上がらせてもらいます。」
店長「おう!気をつけて帰れよ!」
店長の優しさに甘えて俺は一目散にアパートへ帰る。
いつもなら朝9時から夜11時までみっちり働かされるのに今日は7時に帰宅だ。
徹マンという理由で早退させてくれた店長に罪悪感を感じながら家路を急いだ。
陵太「さてと…」
いつもなら流れ作業の如くポストをパタンと開けて郵便物を確認するがこの日はポストを開けるのを少し躊躇った。
陵太「まさかね…」
一瞬の間を置いてポストを開ける。
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