第一章 世界

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蒼牙は振り返る。 そこには一人の男が立っていた。 名前は六道氷臥。 蒼牙「氷臥さん」 氷臥「悪を倒すのはいいが今は弟の稽古をしてやれ。ここは俺にまかせろ」 蒼牙「分かったよ・・・」 氷臥「そんな顔するな。悪を退治するのは大人になってからだ」 敵兵A「おい、てめぇ。さっきから悪悪言いやがって、なめてんのか」 氷臥「お前から悪をとったら何も残らん」 敵兵A「てめぇ!!」 敵兵Aは氷臥に向かって走り出す。 氷臥「死ね・・・」 氷臥は右手を前にだすと敵兵Aは足元からゆっくりと凍りだした。 敵兵A「あっなんだっえっ止めろー!!」 悲鳴が響き渡る。 敵兵Aは完全に凍り付いた。 蒼牙「すげぇ」 氷臥「大気中の水分を凍らせただけだ。今日は早く帰れ」 蒼牙「はーい。転移」 転移とはいわゆる瞬間移動みたいなものだ。 氷臥「ずいぶん強くなったな」
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