第一章 世界

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ここは蒼牙の住む村・・・ シーズルスという村だ。 村には似合わない豪邸が一つだけある。 この豪邸が蒼牙と守が住んでいる家だ。 二人だけで住むにはとてつもなく大きい。 蒼牙は自分の家の前に転移していた。 家のドアを開けて中に入る。 蒼牙「ただいま~」 玄関に向かうって走ってくる男の子がいた。 蒼牙の前で止まる。 守「兄さん!!十分で帰ってくるんじゃなかったの!」 蒼牙「ごめんな。今から稽古してやるから」 守「当たり前!」 蒼牙「中庭に行くぞ」 蒼牙と守は中庭に向かった。 中庭には草木が一切なくとてつもなく広かった。 蒼牙「さぁ~こい」 守「行くよ!はぁ~」 守の周りに青いオーラが舞い上がる。 蒼牙「(・・・荒々しい魔力だな・・・)」 守「氷剣・ブリザード」 そう言うと守の右手に氷の剣ができる。 蒼牙「魔武器錬成できるようになったんだ」 守「いつまでも子供じゃないから」 守は氷剣を構え蒼牙に向かって走り出す。 だが蒼牙の姿が消える。 守「えっ」 蒼牙「後ろだ」 守は振り返りながら氷剣を蒼牙の頭に目掛けて振り下ろす。 蒼牙は手刀で守の氷剣を砕いた。
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