1曲目

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「アドレス」 もう使われてない電話番号 繋がらないと わかっているのに 何度も何度も 掛けてしまう私がいた 別れて欲しいと切り出したのは 私自身だったのに 今でも貴方の事を心の何処かで想ってしまう いつの間にか消してしまった 貴方のメールアドレスを 今になって、また知りたいと願ってしまう 消したくなくて残していた たった一件の着信履歴 登録されていない知らない番号 それは貴方のものでした メールアドレスと一緒に消した番号を 着信履歴という状態で 残してしまった私がいる 震える指でボタンを操る 未登録の電話番号が画面に現れ 寂しさが少し、私を襲った このボタンを押したら繋がるの? 繋がらないとわかっているのに 何度も何度も ボタンを押す私がいた さよならの言葉を口にしたのは 私自身だったのに どうして今でも会いたいんだろう 忘れたくなくて残っている 貴方からの告白メール いまでもまだ、消せないままで 見て、読んで、泣いて 後悔ばかりの私を私が嘲笑う 矛盾した心が後悔の証だった どうして私、 貴方を好きになったんだろう end.
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