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サナは驚いたのか自分の首に手を当てて目を見開くと、目の前にはスバルが不敵な笑みをしてサナを見下ろしていた。
「スバル…?」
なかなか起きなくて怒ったのかとサナはスバルの顔を覗き込むように上目遣いになる。
それが逆にスバルの心をくすぐるなんてサナは知らない事。
「サナ様は私を朝から誘っているのですか?」
スバルは首に当てたサナの手を剥がして顔を埋め、撫でるように…いやらしく舌を這わせる。
サナはビクビクしながらスバルを押し返そうとするが、手が邪魔だとばかりに両手を掴まれてしまった。
「ンンッ…いゃっ…ぁ…。」
耳元で感じるスバルの荒い息遣い…ピチャピチャと響く音
首筋を這うスバルの舌
サナには全てが快楽と変わり、抗うことができなくなり…段々と力が抜けていく。
それを見たスバルは満足そうにサナの首筋を強く吸った。
チリッと首筋に痛みが走り、サナはスバルを見つめる。
スバルは自分の首を指でトントンとつつき、口の端をあげた。
「サナ様が私以外に鳴かないように印です。」
そう言うとサナは真っ赤になって俯く。
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