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スバルはニコニコしてサナの額にキスを落とす。
「サナ様…貴女は可愛い。」
そして優しく髪を撫でると、サナはおずおずとスバルの背中に手を回した。
少し驚いたのはスバル。
サナから抱きつくなんてあまりない事だからだ。
サナはスバルの服に顔を埋めて顔を見せようとはしないが耳まで真っ赤。
「…ルも……やだからね?」
恥ずかしがって話すサナの声はなかなか聞き取れない。
スバルは優しく背中に手を回して聞く。
「何ですか?
よく聞き取れませんでした。」
そう言うと、サナはゆっくり顔を上げてスバルを見つめる。
そして意を決して口を開いた。
「…スバルも、あたし以外に優しくしたり……こんなことしちゃやだから…ね?」
そう言うサナの顔は真っ赤で
本当に可愛らしい。
スバルは頷いてサナの頬に手を添える。
「約束します。お嬢様。」
そう言って唇にキスをして、スバルは優しくベッドにサナを押し付けた。
サナは目をパチクリ。
「起きなきゃ…「忘れてました。まずは私の朝ご飯です。」」
そう言ってニッコリと笑ったスバルの顔は美しかったが…サナには恐怖。
「ス…スバルのエッチ!!!!」
「誉め言葉ですね。」
…END
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