出会い

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私 広崎 葵(15歳)は 晴れて今日、高校生になりました 新しい制服を着て 新しい学校に 期待を寄せて 朝ごはんを食べていた 「葵 そろそろ 家を出なくていいの? もう7時30分だけど」 と葵の母が言った 「えっ もうそんな時間!? ヤバ 初日から遅刻したら 皆勤賞終わりだ~ じゃ お母さん行ってきます」 「はいはい 気をつけていってらっしゃい」 葵の母は 葵が急いで行った 背中を見ながら 葵が聞こえない声で 「楽しい高校生活に なるといいわね」 ほほえみながら言った
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