912人が本棚に入れています
本棚に追加
/61ページ
「くそっ何でこんな時間に飯買いにいかなきゃなんねぇんだ」
暗い夜道にだるそうにため息をつきながら歩く
その少年は自分のポケットから
携帯を取り出し開ける
一瞬にして照明がつき
そこら辺一帯ががほのかに明るくなる
時間を見ると
20:48を回っていた
また暗い夜道にだるそうにため息をつきながら歩く
「だりぃ」
俺の独り言は悲しくそして虚しく
夜の闇に消されてゆく
俺の名前は神流「かんな」イクト
高校2年生だ
学力は並
運動は出来るほう
彼女はいない
あと少し目つきが悪い
よく不良に間違えられるが
決してそんなことはない
まぁ喧嘩は強いほうだと思っている
しかし喧嘩は好きではない
最初のコメントを投稿しよう!