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放課後、校舎裏に集まる8人と渚、監督の敬二。
敬二》早速練習を始める。
大和》オレらのポジションは?
敬二》あぁもう決まってる。まず涼と翼は投球練習やれ。大和はキャッチャー候補だ。受けてやれ。
永田と徹平、加藤は外野だ。肩が強いからな。
久保はショートだ。高野はファースト。涼と翼でピッチャーやらない時はセカンドだ。
涼》サードは?
敬二》まだ決まっていない。一人足りないだけだ。すぐ見つかる。さ、練習だ
それから2ヶ月、効率のいい半端ねぇ練習をこなし、素質を見出だされた涼達はグングン成長していった。しかし最後の一人はまだ現れなかった。
『ピュッ、ククッ、パシッ』
涼》大和、いまのスライダー良くね?
大和》あぁ使えるな。
涼》もう翼と交替か。
『ズバーン』
翼》今の速くね?
大和》問題はコントロールだな。
翼》変化球もね。
敬二》だんだん様になってきたなぁ。涼と翼はピッチャー、セカンドどっちも凄いし。二遊間は堅いな。
そこに後ろからメガネの男性が歩いてきた。桜高の教頭である。
教頭》あなた達を認めることはできません。解散しなさい。
翼》は?なんだって。
敬二》まて翼。教頭先生、野球部に勝てば私達をホントの野球部と認めてくれませんか。
教頭》いいでしょう。しかし負けた場合にはそれなりの覚悟を。
敬二》ああ。
教頭》こっちにはあのエースがいるからお遊びチームに負ける訳がない。
涼》サードどうすんの?
敬二》あ!
渚》あのっ私が入ります。
全員》えっ?
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