~~第三章~~

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放課後、校舎裏に集まる8人と渚、監督の敬二。 敬二》早速練習を始める。 大和》オレらのポジションは? 敬二》あぁもう決まってる。まず涼と翼は投球練習やれ。大和はキャッチャー候補だ。受けてやれ。 永田と徹平、加藤は外野だ。肩が強いからな。 久保はショートだ。高野はファースト。涼と翼でピッチャーやらない時はセカンドだ。 涼》サードは? 敬二》まだ決まっていない。一人足りないだけだ。すぐ見つかる。さ、練習だ それから2ヶ月、効率のいい半端ねぇ練習をこなし、素質を見出だされた涼達はグングン成長していった。しかし最後の一人はまだ現れなかった。 『ピュッ、ククッ、パシッ』 涼》大和、いまのスライダー良くね? 大和》あぁ使えるな。 涼》もう翼と交替か。 『ズバーン』 翼》今の速くね? 大和》問題はコントロールだな。 翼》変化球もね。 敬二》だんだん様になってきたなぁ。涼と翼はピッチャー、セカンドどっちも凄いし。二遊間は堅いな。 そこに後ろからメガネの男性が歩いてきた。桜高の教頭である。 教頭》あなた達を認めることはできません。解散しなさい。 翼》は?なんだって。 敬二》まて翼。教頭先生、野球部に勝てば私達をホントの野球部と認めてくれませんか。 教頭》いいでしょう。しかし負けた場合にはそれなりの覚悟を。 敬二》ああ。 教頭》こっちにはあのエースがいるからお遊びチームに負ける訳がない。 涼》サードどうすんの? 敬二》あ! 渚》あのっ私が入ります。 全員》えっ?
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