sweet love(政宗夢)

3/6
42人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
一方、政宗の落ち込みの原因を作った氷澄はと言うと未だに台所で何かを作っている。 政宗が落ち込んでいるとは露ほども思っていないのだろう。 早く出来ろと言わんばかりに何かを作っている氷澄の表情は楽しそうである。 「うむ、あと少しだ」 「氷澄様、良かったですわね!頑張って下さいませ」 「あぁ、そなたらが作り方を教えてくれたおかげだ。 ありがとう、感謝する」 そう言って侍女達に微笑みかける。 綺麗な微笑みに侍女達は頬を朱に染めた事は内緒だ。 何故頬を赤くしたのか分からない氷澄は首を傾げると気を取り直して作業を再開した。
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!