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氷澄に嫌われた訳ではないと分かると政宗はいつもの政宗に戻っていた。
そんな政宗を見て小十郎は安堵し、氷澄は首を傾げていた。
「早く食おうぜ、氷澄が折角作ってくれたんだ。
食わねぇとこの暑さで温くなっちまう!」
「う、うむ。小十郎、そなたもどうだ?
三人分持って来てはいるのだが」
「おう、頂こう」
そう言って立ち上がり政宗は氷澄の元へと近寄って行く。
イマイチ状況の掴めていない氷澄は頭から疑問符を大量に飛ばしている。
両思いの二人だがこれから先が心配になる小十郎だった。
オマケ↓
「なあ、政宗。何故、あんなに落ち込んでいたんだ?」
「いや、何でもねぇ;;(嫌われたと勘違いしてたなんて言える訳ねぇ」
この後、政宗は冷や汗を掻きっぱなしだったらしい。
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