始まりを告げる電話

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春休み中何回も崎原とメールか電話で話をした。 メールとか電話であいつの名前が出るとさ、なんかこう自分の心臓の音が大きくなっていくのが分かるんだ。 簡単に言うと嬉しいんだ。かなり。 あいつは俺のことどう思ってるんだ?よく分かんね。 ただ今回のメールは返す気がしねぇ。……はぁ。言った方がいいのか?いいんだ。言おう。 ちゃんと言わないとダメだ。 親父の仕事関係で引っ越すことになった。 明日。
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