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せっかくのピクニックだというのに外は雨。
それでもあーちゃんゎわくわく気分。赤いリュックに赤い傘。ララララン♪とおでかけ。
歩いていくと目の前に大きな水たまり。
「よーしっ!」
あーちゃんゎ水たまりをジャンプ!!……あれれ?
水たまりに落っこちた。
傘をパラシュートがわりに水たまりの中をぷかーりぷかーりどこかの村に舞い降りた。
太陽キラキラ緑キラキラ。
あーちゃんゎ鼻からいっぱい空気を吸い込んで
ワッ八ッハッ…
笑ってみせた。
ふと見ると、2つの分かれ道のところで男の子がトランクにまたがり溜め息をついていた。
「こんにちは」
あーちゃんゎにっこり男の子の顔を覗きこんだ。
男の子は空に浮かぶ雲を追いながら
「どっちへ行っていいのか分からないんだ」そぅつぶやいた。
「迷いたければいくらでも迷ってもいいんだよ。でもあなたゎもう決めてるでしょ」
男の子ゎ眉をあげ首を少し傾けた。
そして自分の思う方へスキップしていった。
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