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あぁ、そうか…
コイツは知らないんだっけ、奏が女だって
奏、男のフリして会ったのか…?
つーか、何で奏から何も連絡がねぇんだ!?俺、一言も聞いてねぇんだけど
頭の中で悶々としながら考えを廻らせていると、ふと、瑠花が俺の腹をツンツンと突いている事に気づいた
瑠「…お、怒ってない…?」
心配そうな瑠花に「あぁ」と頷こうとして、停止
…あ、いいこと思いついた
彰「…俺に黙って奏と密会して、俺が怒んねぇわけねぇーだろ」
少し不機嫌さを演じながらそう言うと、瑠花はまんまと騙されてオロオロし始めた
瑠「で、でも奏君にはいっぱいお世話になったし、奏君のおかげで彰と付き合えた訳だし…優しくしてもらったから」
ペラペラと言葉を並べる瑠花に、内心ニヤリと笑ってみる
彰「…お仕置きが必要みたいだな」
静かにそう言えば、瑠花は顔を真っ青にした
瑠「おおお、お仕置きぃ!?」
おお、嫌がってる嫌がってる
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