本編の簡単なあらすじ

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舞台は現代の合衆国。 そこには世間から身を隠し、密かに生きる人種がいた。 能力者。 彼、彼女らは一般的にそう呼ばれている。 政府は能力者の存在を危惧し、その者達を強制的に監獄に収容した。 能力で犯罪を犯す者。 その強大な力を恐れ、政府が立ち上げた組織。 SCHである。 能力者だけで構成されたその組織は、政府の為に犯罪を行う能力者を追う。 さらには悪気のない能力の暴走、能力が発現し、途方に暮れている人物の救出など、様々な任務をこなしている。 このSCHの存在により、政府は能力者の存在を世間に隠し、今までうまくやってきた。 しかし、一人の男の登場により、それは一変する。 新たに監獄に収容された囚人ゼウス。 その男は、収容担当だったSCH捜査官である空良束に宣戦布告した。 『この監獄から脱獄し、世界を引っくり返す』 当時は信じていなかった束は、あまり相手にはしなかった。 『脱獄すればもう一度、俺が監獄に送り返す』 束はそう言い、その場を去った。 『楽しみにしてますよ』 ゼウスのその言葉を最後に、この約束は交された。 そしてゼウスは見事に脱獄を成功させ、最も危険と判断された囚人達と共に行動を開始する。 一人の犯罪者と一人の捜査官。 二人の戦いの幕が上げられたのである。
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