一話・第05遊撃小隊

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「……くそ、初っ端から中村がやられなきゃなぁ……。」 呟きながらも、向こうに気付かれないようにブースターを吹かして《跳躍》の準備に入る。 後ろに二歩程後退すると、向こうは一歩前進した。 もう一度、後ろに二歩後退すると今度は、三歩前進し距離を詰めてきた。 「ッ! 今! 」 シールドを前に投げ、自身は《上空》に跳躍する。 彼の思惑通りに、二機は左右に散開し《居るはずの烈火》の突撃に備えていた。 それを確認しながら、空中で姿勢を制御しつつ、腰のMT用ナイフを装備させる。
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