~異変と精霊~

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刹那と空華は唖然としていた。 「すごー」 空華は呟く。 普段の優の動きじゃないし、何より威力が違う。 優はゆっくり帰って来た。 「優!?怪我してるじゃないんか!?その肩」 刹那は優の肩を見ながら言った。 優は肩から血を流していた。 「避けるの失敗。ふっ」 優は鼻で笑いながら話した。 「早く手当てしないと!」 刹那はそう言って立とうとした。 足が覚束ない。 「早く傷消毒せんとー。…ダメだ。立てん」 「大丈夫。掠り傷じゃ」 優は肩を撫でながら言った。 「あの~。お兄ちゃん?」 哲だ。
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