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「何故に浮き輪を持っとる!?川行くの読んでたんか!?
て言うか大丈夫の意味が解らんで!!」
刹那は自分の疑問の全てを優にぶつける。
「俺の鞄に無いものはないけーのー」
刹那の疑問に対する答えなのだろうか。優は背中に背負っているリュックを誇らしげに見せた。
刹那は何を言えばいいか考えるが言葉がみつからない。
「どーでもいいから泳ごうで!」
空華は刹那と優の会話を止める。
二人は空華の声に反応し、視線を向けるとそこには海パン姿の空華が立っていた。
「はやっ!」
空華は二人を横目で見て軽く笑い川に飛び込む。刹那も遅れを取りまいと急いで着替え続いて飛び込んだ。
二人の横で優はゆっくりと川に浮き輪を浮かべる。
そして尻から浮き輪の穴に入り水に浮かび、その身を流れに任せた。
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