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1年前、誠戦高校入学式。
入学式が始まる少し前、御堂橋に二人はいた。
「神之木、喧嘩を辞めるってどう言う事だ!」
金髪の青年は虎汰朗の胸ぐらを掴み叫んでいた。
「武宮、俺は疲れたんだよ。だからよ休ませてくれねぇか……」
武宮と呼ばれる青年は虎汰朗の因縁の相手だった。
「ふざけんな!御堂橋の喧嘩でお前は俺に勝った!なのにやらねぇだと」
武宮は胸ぐらを強く掴み上げた。
「今の俺にはプライドなんてない……」
「ちっ!!」
武宮は虎汰朗を投げ飛ばすと1人誠戦高校に向かって行った。
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