堕チタ男

3/5
前へ
/122ページ
次へ
1年前、誠戦高校入学式。 入学式が始まる少し前、御堂橋に二人はいた。 「神之木、喧嘩を辞めるってどう言う事だ!」 金髪の青年は虎汰朗の胸ぐらを掴み叫んでいた。 「武宮、俺は疲れたんだよ。だからよ休ませてくれねぇか……」 武宮と呼ばれる青年は虎汰朗の因縁の相手だった。 「ふざけんな!御堂橋の喧嘩でお前は俺に勝った!なのにやらねぇだと」 武宮は胸ぐらを強く掴み上げた。 「今の俺にはプライドなんてない……」 「ちっ!!」 武宮は虎汰朗を投げ飛ばすと1人誠戦高校に向かって行った。
/122ページ

最初のコメントを投稿しよう!

95人が本棚に入れています
本棚に追加