二度目ノ桜ガ咲ク頃ニ

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2年後 桜が咲いた4月1日、御堂橋は今日もあの日の面影を残して取り壊される事なく、存在していた。 春の薫りが漂う中、御堂橋の下で黒いパーカーで顔を隠した男が1人佇んでいる。 学生の声が辺りから聞こえると男はその場を後にした。 今日は入学式であり一つの時代が始まる日でもある。 これは、中学時代、伝説の喧嘩師と唄われた神乃木 虎汰朗の2年後の物語である。
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