第二章 マーキュリー

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アクエリアスは説明を続ける 「はやく契約者を倒さねば宇宙が消失してしまう。それだけは避けなければならない」 その倒す役目が俺と薫か… 「そのとおり。だが、お前たち2人では魔力が貯まりかけている契約者に勝つのは難しいだろう。そこで中立派の金星神と木星神の契約者を仲間にする。それがこの計画を阻止できる可能性を飛躍的にあげてくれると私は思う」 それは良い考えだと思うが世界は広いんだぜ。どうやってそいつらを捜せってんだ。不可能に近いんじゃないか? 「いや、それは大丈夫だ。地球に最も詳しいルナに聞けばなんとかなるだろう。もしわかったら薫を通じてお前に伝えよう。宇宙の存亡をおまえたちに任すのは非常に無責任で悪いと思っている。だが頼む。これしか方法がないんだ…」 ここまで聞かされて今さら断ることなど、俺にはできなかった…
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