古傷が再び血を流す

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もうやめた 貴方を想うのは 苦しみ、悲しみが積もるだけだから 届かないのは知ってる だから諦めたはずなのに 何故? 友達との恋バナ 過去の話… 笑って話してたはずなのに 落ちた雫に気付かされる まだ貴方を――― どんなに想ったって 叶わぬ恋 貴方は空気のような存在で いなくなったあの日 私は死んだ… 過去が足元から絡み付き 身動きできない 呼吸すらもまともにできない 苦しい... 胸が… 痛い... 心が… 貴方への想いを捨てれば この闇は晴れるの? もう好きにならない こんな思いするくらいなら 誰も愛さない...愛せない... すべてを疑うのは悲しいから 心なきモノを信じよう 脳がそうさせる 「スキ」の感情を殺す 心が「スキ」と叫んでも脳は言う また同じような傷を負えば 次は誰がお前を守る!? いないよ 己を守るのは自分自身 重い鎧はいらない 相手を傷付ける武器もいらない 欲しいのは強い心 壊れないように 崩れないように そんな顔色伺う恋愛なんて もう終わりにして… さよなら 貴方との関係もおしまい さようなら 過去のメモリー
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