決戦ーⅦー
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そして、煙が立ち上るレイジングブルを彼の額の方へ向ける。 「それにさ、アンタ、“闘い”が好きなんだろ?」 がちり。 そんな軋んだ金属音を立て、ハンマーが下ろされる。 「…たぁっぷり付き合ってやるよ、アンタの用意した臭い演劇によぉ」 彼女の表情はその台詞に似合わぬ程に優しく可憐で、冷たい。 そして、伯爵は答えた。 「…やはり、貴女は粗暴だな」 それはとても残酷そうな笑みで。
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