2.少年の偉業

7/11

1人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
シキ「・・・M検には階級があるんだよ。5級・4級・3級・准2級・2級・准1級・1級・そして特級。」 カエラ「へぇー、そんないっぱいあるんだ?」 シキ「カエラはM検受けてないんだっけ?」 カエラ「うん。」 リオン「僕は今3級です。」 ベル「俺は4級~。」 シーラ「私は、5級だけとって辞めちゃったな・・・」 アルク「俺は3級だ・・・」 シキ「んで、アカデミーでは2級までしか取れない決まり・・・ってことになってるんだ。」 カエラ「なってる・・・ってことは、違うんだ?実は。」 シキ「2級を取得した生徒で、Mハンへの貢献度が高いとエド長官が認めた者、さらにアカデミーの学業成績や生活態度等が優良だと校長が認めた者のみ、秘密裏に准1級以上を受けることができるんだ。」 アルク「・・・長官と校長から推薦を受けることが条件・・・か・・・」 シーラ「やっぱり、難しいの?」 シキ「・・・だなぁ・・・Mハンでの活動ばっかメインにしてると学業が疎かになって校長からの推薦は受けられなかったりとか・・・学校もバイトも完璧に両立できてなきゃいけないから・・・まあ、大変っちゃ大変だな。」 と、ここまで話したところでシキがふと足を止める。 シキ「みんなは先に飯にしてていいよ。もぅだいぶ時間も遅いし。」 市役所の大時計は既に2時をまわっていた。 アルク「……どうする?」 ベル「こう言ってるんだ、先に食っとこうぜ。俺もう腹ペコだ。」 カエラ「あたしも~。」 アルク「じゃあ、先に行っとくわ。終わったら連絡くれ。」 シキ「OK。」 シキは他の5人と別れ、オリバンダーの店へと向かった。
/35ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加