3.灰色の竜

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会計を済ませたシキは、 アルク『3番通りで買い物してるぞー。』 という念話に従って皆と合流。 シキ「何買ってるのかと思ったら……アクセサリーか?」 シーラ「うん。護身装飾(アミュレット)をね。」 シキ「護身?」 リオン「僕の買い物なんです。必ず携帯していないと親がうるさくて……」 ベル「相変わらず過保護だなぁ、リオンのお母さんは。」 リオンの母親は、どうやら幼少の頃からリオンを溺愛している。 たった1人の息子ということと、幼少時に流行病にかかっていたことが、そうさせているらしい。 リオン「そろそろ子離れしてほしいんだけどね。」 苦笑いしながらリオンは言う。 シーラ「まあまあ、愛されてる証拠じゃない。」 カエラ「でも、なかなかリオンに似合いそうなの、ないわねぇ……もう、やっぱりシーラが作っちゃうのが手っ取り早いんじゃない?」 シーラ「ええっ!……やっぱりそうなっちゃうの?」 カエラ「だってないんだもん。」 リオン「…そうだね。シーラ、お願いできないかな?」 シーラ「う………失敗するかもしれないよ?」 リオン「まあ、その時はその時で。」 話がまとまり、6人は必要な物をいくつかの店から買い込み、大きな公園へとやってきた。
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