3.灰色の竜

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ベル「っつーか、今ごろなんだけどさ……シーラ、アミュレット作るとかできるんだ?」 シーラ「材料が揃ってればね。作るって言っても、装飾用のアクセサリーと、媒体にする宝石をくっつけて、石に護りの魔法かけるだけだし……」 ベル「それって、簡単なのか?」 シキ「んなわけないだろう。」 ベル「へ?」 シキ「石に守護魔法を半永久的に定着させるのには、かなりのテクニックが要る。まあ、シーラならできるだろうな。」 カエラ「シーラは魔法の繊細なコントロール得意だもんね。」 アルク「大雑把なカエラとは大違……」 ゴッ、 言い終わる前に、カエラの鉄拳制裁がアルクにクリーンヒット。 アルク「ってぇっ!何すんだよバカエラ!」 カエラ「あんたがいちいちうっさいからでしょっ!」 アルクとカエラの言い合いを、他のメンバーは笑って見ている。 学校と変わらない、いつもの風景である。 シーラ「さて、と…ふぅー……」 深く息を吐き、シーラが集中に入る。 シーラ「……」 リオン「……」 シーラが魔力を微細にコントロールし、アクセサリーと宝石を1つに合わせようとする。 その時、
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